初出勤時の注意点

介護士の資格を取得していざ介護の仕事をはじめようとすると、困難に直面する初心者は多い。仕事の最初でつまづいてしまうと、挫折しがちである。そこで、最初の仕事をうまくこなすことを心がけると、スムーズに仕事がはじめられるのだ。
介護施設で働くことが初めての人がつまづきやすいのは、初出勤の時である。どのような仕事でも、最初は誰でも初心者だろう。そのため、どのように業務をこなしていけばいいのかについて戸惑うのだ。介護施設での初出勤時に多いのが、介護の資格を取得した自信を打ち砕かれてしまう例である。意気揚々と介護の仕事をはじめたにもかかわらず、身につけてきた知識や技能を、現場で上手く活かせないことにもどかしさを感じる。練習で身につけた知識や技能が、実践でも通用するとは限らない。そのため、たとえ初めての仕事でうまくいかなかったとしても、落ち込む必要はないのだ。仕事の内容を少しずつ覚えて、着実にできる仕事を増やしていけば問題ない。また、施設のスタッフも、初心者には過大な期待を寄せてはいないといえる。彼らもまた、かつては初心者の頃があり、苦い経験を多く持っているものだ。
初めて介護施設で働く際は、早く職場に馴染んで一人前に仕事がこなせるよう、業務内容を覚えるのが先決である。そうして前向きに仕事を覚えようとする姿勢があれば、先輩や同僚スタッフまた要介護者など、周りの人からも支援が受けられるだろう。介護の仕事を覚えるのは難しく多くの困難が待っているものの、前向きであれば仕事のやりがいも見つけられる。